クルーズニュース

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クルーズニュース  2013.12

日本外航客船協会、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2013」を発表

 当協会(会長:入谷 泰生日本クルーズ客船社長)では、客船事業振興委員会(委員長:宇野修一商船三井 客船取締役)における事業として、国土交通省、観光庁及び一般社団法人日本旅行業協会の後援の下、旅行業 界の健全な発展に寄与したクルーズ旅行商品、特にオリジナリティーに溢れ、かつ、わが国のクルーズマーケ ットの拡大に貢献した商品を企画造成、実施した旅行会社等を顕彰することによりモチベーションの向上を期 すとともに、一般消費者に対し良質のクルーズ旅行商品・サービスの提供を図ることを目的に、第6回目となる 「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2013」を実施いたしました。  当協会及び日本旅行業協会の会員会社を対象に、11月1日を締切日として募集を行ったところ、合計21点のク ルーズ旅行商品等の応募・推薦があった。去る11月12日、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2013」選考委員会を 開催し、審査の結果、下記の通り、グランプリ1点、優秀賞3点、特別賞3点を選考・決定した。なお、授賞式は 12月18日(水)午後4時30分より千代田区平河町の海運ビルで開催される。 ○グランプリ:ぱしふぃっく びいなす 就航15周年記念クルーズ          (日本クルーズ客船株式会社)  「ぱしふいっく びいなす」の就航15周年を記念して、同船を運航する日本クルーズ客船株式会社は、「就航 15周年記念 アジア・インド洋クルーズ」(2013年1月16日~2月26日、41泊42日)、「就航15周年記念クルーズ 横浜」(同7月8日~7月10日、2泊3日)、「就航15周年記念クルーズ 神戸」(同7月11日~7月13日、2泊3日) の3クルーズを実施し、いずれも当初設定人数を上回る成功を収めた。長年にわたって日本マーケットの開拓に 取り組んできた、同社にふさわしいマイルストーンを打ち立てたことが高く評価された。「アジア・インド 洋クルーズ」は同船のデビュー・クルーズを再現。日本船が得意とするロング・クルーズで、マーケットでの 存在感を強く印象付けた。リピーターに対する訴求も大きかった。一方、「クルーズ横浜」と「クルーズ神戸」 では多彩なアーティストらによるイベント、日本船ならではの「和」の演出などを盛り込み、関東、関西の各 マーケットにおける新規顧客の掘り起こしにも貢献した。 ○優秀賞:阪急交通社創業65年周年特別企画 JALチャーター便利用        クイーン・エリザベスで巡る地中海・エーゲ海クルーズ        (株式会社阪急交通社、日本航空株式会社、株式会社カーニバル・ジャパン)  株式会社阪急交通社は今回、世界で最も著名な客船「クイーン・エリザベス」を使ったフライ&クルーズ(20 13年9月9日~9月22日)を実施。2011年度からJAL国際線のチャーター便を利用したフライ&クルーズで、徹底的 な他社との差別化を図ってきた同社の企画力、販売力が際立った。全寄港地観光・食事付きで、値ごろ感のある 商品イメージを打ち出すと共に「ワンランク上」の顧客開拓に成功した。 ○優秀賞:飛鳥Ⅱ 絶景 秋の隠岐島クルーズ(株式会社近畿日本ツーリスト九州)       :大航海時代「飛鳥Ⅱ 絶景 秋の隠岐島クルーズ」(西鉄旅行株式会社クルーズデスク)  隠岐諸島が今年、「世界ジオパーク」に認定される可能性が高いという情報をいち早くキャッチして企画。 その先見性、話題性に優れた商品づくりが高く評価された。株式会社近畿日本ツーリストは過去10年間にわた り、初代「飛鳥」、「飛鳥Ⅱ」を利用した博多港発着のチャーター・クルーズを実施。うち、西鉄旅行との共 催によるチャーターは今回のクルーズを含め4回を数える。2社は共同で、着実かつ継続的な集客を図り、地方 マーケットの開拓に貢献している。 ○優秀賞:ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 東京港史上最大客船チャーター企画       ゴールデンウィーク 韓国・長崎クルーズ        (クラブツーリズム株式会社、株式会社ミキ・ツーリスト)  日本マーケットに与えたインパクトと、広く一般の国民にクルーズの楽しさ、存在を知らしめた功績は絶大。 レインボーブリッジにより高さ制限があるため、14万トン級客船の東京港への入港は困難視されていたが、東 京都が「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」を運航するロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)に全 面的に協力し、レインポーブリッジの外に位置する大井水産ふ頭を提供、巨大客船の誘致に成功した。来航の ニュースは新聞、テレビで大きく報道され、関心が高まった。RCIと東京都はこれを機に、協力関係を継続して いく覚書を交わすとともに、22万トン級が着岸できる客船専用バースの建設計画を打ち出した。首都・東京が 再び客船で賑わう時代を予感させるエポック的な出来事だった。 ○特別賞:京都舞鶴港 築港100周年を迎え、京都府をはじめ舞鶴市や周辺市町が連携し、官民挙げてクルーズ振興に積極的な取り組 みを見せた京都舞鶴港の活動を高く評価。クルーズの日本海側拠点港にふさわしいきめ細かな対応は、客船誘致 を展開する他の自治体にとって、大いに参考となるだろう。「京都舞鶴港から1万人」を目標にしており、来年 度は舞鶴若狭自動車道および京都縦貫自動車道が全線開通予定で、文字通り京都の港として飛躍が期待される。 ○特別賞:にっぽん丸 新春のオペラクルーズ        (商船三井客船株式会社)  外国客船による日本発着クルーズが本格的にスタートする一方、マーケットをけん引し、多くのリピーターを 獲得してきた日本船は今、寄港地、コースの開拓とともに、船内プロダクトの豊富化、明確なテーマ設定などに よる商品の差別化が求められている。そんな中、オペラという難しい素材を、だれもが親しめるエンターテイメ ントに仕上げ、テーマ・クルーズに新たな可能性を切り開いた。敷居の高いオペラから、船上ならではの至近距 離で楽しめる「手の届くオペラ」というコンセプトはマーケットに訴求、当初設定人数を上回る集客を達成した。 ○特別賞:PTSクルーズデスク・創業30周年特別記念クルーズ        (株式会社PTS)  「飛鳥Ⅱアニバーサリー・パーティクルーズ」(2013年3月28日~29日)、「ぱしふぃっくびいなす 春休み 世界自然遺産小笠原 あほうどり 鳥島周遊クルーズ6日間」(2013年3月30日~4月4日)、「洋上の楽園 ぱしふぃ っくびいなす 夏休み 世界自然遺産小笠原 横浜発着クルーズ6日間」(2013年8月21日~26日)と3本のチャー ター・クルーズを周年事業として実施し、いずれも集客目標を達成。三世代ファミリー、女性グループをターゲ ットにした値ごろ感のある価格設定で、新規顧客の獲得にも成功した。また、地元小学生との交流や海岸清掃ボ ランティア活動などを盛り込んだ、子供だけが参加できる新企画「小笠原洋上こども探検隊」が好評を博した。 同社はさらに周年事業の特別企画として「クリスタル・セレニティ 珠玉の地中海・エーゲ海大航海クルーズ」 (2013年10月5日~18日)を特別謝恩価格で販売。ラグジュアリー・クルーズの体験機会をプレミアム・クルー ズ層に提供し、マーケットの底上げを試みた。 ■表彰カテゴリー <グランプリ>  顕彰趣旨に最も相応しいクルーズ、クルーズ・パッケージ商品及びチャータークルーズ商品等を表彰する。 <優秀賞>  新たな市場開拓へチャレンジし、社会的にも大きな話題を提供したクルーズ商品等を表彰する。 <特別賞>  極めて高い集客実績を上げたクルーズ商品、話題性が極めて高いユニークなクルーズ商品、客船誘致活動に 寄与した企業・自治体、クルーズ振興に貢献した人物等を表彰する。  ▼クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2013選考委員会」   委員長:深川 三郎(観光政策研究所 代表)   委 員:種村 国夫(イラストレーター)、池田 良穂(大阪府立大学大学院教授)、       宮崎 由貴子(「クルーズ」編集長)、上田 寿美子(クルーズライター)、       越智 良典(一般社団法人日本旅行業協会 理事・事務局長)