クルーズニュース

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クルーズニュース  2014.05

わが国の2013年のクルーズ人口、過去最高の水準の23.8万人!!

 国土交通省海事局(外航課)が4月25日に発表した2013年(1月~12月)のわが国クルーズ人口(外航クル ーズと国内クルーズを合わせた日本人乗客数)によると、外航クルーズは138,100人(前年比14.8%増)、国 内クルーズ(内航フェリー含む)が100,100人(前年比3.8%増)だった。「ふじ丸」が2013年6月に運航を停 止したため、日本船社運航による外航クルーズ人口は15,300人(前年比20.7%減)に減少したものの、欧米系 の外国クルーズ船社による日本発着の自主クルーズの本格的実施、旅行会社による大型船のチャータークルー ズの実施等から、外国船社運航による外航クルーズ人口が122,800人と過去最高の水準となり、また、景気の 改善等により国内クルーズ人口も約10万人となり、概ね改善の方向に向かったことから、2013年のわが国のク ルーズ人口は計238,200人(前年比9.9%増)で、過去最高の水準となった。  人・泊ベースでは、外航クルーズが1,022,360人・泊、国内クルーズが280,300人・泊、合計1,302,660人・ 泊となったが、その内容としてはショートクルーズの増加が目立った。また、エリア別乗客数では、アジア (極東ロシア含む)、北欧・バルト海、地中海(エーゲ海・黒海)の3エリアでシェア全体の79.6%を占めた。  ▼外航クルーズ動向-外国籍船は21.6%増加したが、日本籍船の乗客数は前年比20.7%減少    日本船社運航船による外航クルーズの乗客数は、「ふじ丸」が2013年6月に運航を停止したことから、   日本船社運航による外航クルーズ人口は、前年比4,000人減の15,300人(20.7%減)となった。一方、外   国船社運航船(日本船社支配外国船を含む)の乗客数は、欧米系の外国クルーズ船社による日本発着の   自主クルーズの本格的実施、旅行会社による大型船のチャータークルーズの実施や景気の改善等により、   外国船社運航による外航クルーズ人口は、前年比21,800人増の122,800人(21.6%増)となり、過去最高   の水準となった。   ○目的別シェア-、レジャー目的が過去最高の水準     外航クルーズの目的別シェアを見ると、レジャー目的がシェア全体の98.9%を占め過去最高の割合に    なるなど、「乗船そのものがレジャー」というクルーズの考え方が定着していることを示す一方、セミ    ナーが2.2%から0.8%に、交流が0.8%から0.3%、団体旅行が前年の0.4%から0.0%と軒並み減少した。   ○クルーズ泊数-ショートクルーズの利用者が増加     外航クルーズの泊数を見ると、外国船社が行うショートクルーズを利用する者が増えたことから、最    も多い5泊~7泊の53,200人(38.6%)と、シェアで初めて3番目になった3泊~4泊の27,800人(20.1%)を    加えて、3泊~7泊のクルーズ利用客が全体の58.7%となった。第二位が28,600人の1泊で20.7%、14泊以上    のロングクルーズが3.1%減少の5.1%となったことから、全体の人泊数は、前年より9.7万人・泊減少し、    平均泊数も7.4泊と前年の9.3泊より1.9泊減少の7.4泊となった。なお、8泊~13泊は17,900人で13.0%、    2泊が3,400人で2.5%等となっている。   ○クルーズ・エリア-日本籍船、外国籍船双方ともトップはアジア     クルーズ・エリアを日本籍船と外国籍船別に見ると、日本籍船は、アジア(極東ロシア含む)が13,300    人(86.9%)、オセアニア・ミクロネシアが1,300人(8.5%)、世界一周が600人(3.9%)となっている。    一方、外国籍船(日本船社支配外国船を含む)は、トップがアジアで42,400人(34.6%)となっており、    以下、北欧・バルト海(2泊以下含む)が30,000人(24.5%)、地中海(エーゲ海・黒海)が24,000人    (19.6%)、カリブ海が8,700人(7.1%)、オセアニア・ミクロネシアが4,000人(3.3%)、アラスカが    3,000人(2.4%)、世界一周が2,600人(2.1%)、リバークルーズが2,500人(2.0%)、その他欧州が1,900    人(1.5%)、北米(アラスカを除く)が1,700人(1.4%)、その他(極地を含む)が1,100人(0.9%)等    となっている。特に、アジアは前年の28,500人(28.3%)から42,400人(34.6%)と大幅に増加している点    が注目される。  ▼国内クルーズ動向-乗客数が15年ぶりに10万人台に    国内クルーズの乗客数は、景気の改善等により、前年比3,700人増の100,100人(3.8%増)で、15年ぶりに    10万人の大台超えとなった。泊数別の内訳は、1泊が30.5%、2泊が27.6%、3~4泊が22.0%、5~7泊が14.5    %、8~10泊が5.1%、11泊以上が0.3%となっているが、特に2泊の比率が、前年の22.1%から27.6%に増加し    たことが注目される。人・泊数は、280,300人・泊(前年282,000人・泊)、平均泊数は2.9泊(前年2.9泊)    といずれも前年比横ばいになった。目的別では、レジャー利用がシェア全体の96.5%(前年93.8%)を占め、    団体旅行が3.3%から1.0%、インセンティブが1.2%から0.5%にそれぞれ減少したものの、交流が前年の1.1%か    ら2.0%と増加した。なお、セミナーは前年の0.5%から0.0%となった。  ▼外航旅客定期航路動向-日本人乗客数、前年比156,300人減と大幅な減少    日本発着の外航旅客定期航路(韓国、中国、ロシア航路/2014年4月現在13社10航路が運航)を利用した日本   人乗客数は、前年比156,300人減の190,700人(45.0%減)、外国人を含む利用者数でも、前年比330,800人減風   評被害、更に韓国で発生した旅客船転覆事故等から、日韓・日中航路双方における利用者が大幅に減少したこ   とが主な原因となっている。なお、日ロ航路は、前年と同様の1,700人となった。(日台航路は2008年から運   休)