クルーズニュース

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クルーズニュース  2014.12

日本外航客船協会、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2014」を発表

 当協会(会長:入谷 泰生日本クルーズ客船社長)では、客船事業振興委員会(委員長:宇野修一商船三井客 船取締役)における事業として、国土交通省、観光庁及び一般社団法人日本旅行業協会の後援の下、旅行業界 の健全な発展に寄与したクルーズ旅行商品、特にオリジナリティーに溢れ、かつ、わが国のクルーズマーケッ トの拡大に貢献した商品を企画造成、実施した旅行会社等を顕彰することによりモチベーションの向上を期す とともに、一般消費者に対し良質のクルーズ旅行商品・サービスの提供を図ることを目的に、第7回目となる 「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2014」を実施した。  当協会及び日本旅行業協会の会員会社を対象に、11月7日(金)を締切日として募集を行ったところ、合計26 点のクルーズ旅行商品等の応募・推薦があった。  去る11月18日(火)、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2014」選考委員会を開催し、審査の結果、以下の通り、 グランプリ1点、優秀賞3点、特別賞4点を選考・決定した。なお、授賞式は12月19日(金)午後4時30分より千 代田区平河町の海運ビルで開催される。 ○グランプリ:プリンセス・クルーズ 2014年日本発着クルーズ(レギュラークルーズとチャータークルーズ)          (プリンセス・クルーズ・ラインズ Ltd.、株式会社阪急交通社、クラブツーリズム株式会社)  プリンセス・クルーズはダイヤモンド・プリンセス(115,875トン)とサン・プリンセス(77,441トン)の客 船2隻による日本発着レギュラークルーズを、横浜港、神戸港、小樽港をホームポートに半年間にわたり展開。 TVコマーシャル、新聞、雑誌、ウエブメディア等による積極的なメディア展開は、クルーズが身近な旅行商品 であることを市場にアピールし、クルーズの認知度を高めた。フライ&クルーズ商品として海外市場での需要 を喚起し、外国人観光客誘致にも成功。  今回、クルーズ初参加者が54%を占め、プリンセス・クルーズはわが国のクルーズ市場の活性化、拡大に大 きく寄与するとともに、地域経済の活性化、クルーズの振興に多大に貢献した。  また、チャータークルーズとしては、株式会社阪急交通社が、サン・プリンセスとサファイア・プリンセス (115,875トン)の2隻を連続チャーター、「春の日本一周と釜山クルーズ9日間」(神戸港発着)、「ゴールデ ンウィーク チャータークルーズ8日間」(大阪港発着)を実施。当初1隻チャーターの計画であったが、発売直 後に完売し、需要に応える形で、ゴールデンウィークの設定でサファイアプリンセスのチャーターを実施し、2 隻連続チャーターを成功させた。約半数はクルーズ初体験で、新規市場獲得に成果を上げた。  更に、クラブツーリズム株式会社は、日本人向けに大改装を終えたダイモンド・プリンセスを業界で初めて チャーターし、「悠久なるロシア・ウラジオストクと北海道 ねぶた・竿灯 夏祭りクルーズ10日間」を横浜港 発着で実施、これまで大型外国客船では実現できなかった東北二大祭りのツアーを、地元自治体等と協力しな がら成功させた。船内では祭りムードを盛り上げる独自イベント、演出を盛り込み、外国客船と日本文化のコ ラボレーションを実現。旅行会社独自の企画を打ち出せるチャータークルーズの魅力、可能性を示した。 ○優秀賞:飛鳥Ⅱ 富山ワンナイトクルーズ        (エフ・ケー・ケーエアーサービス株式会社)  富山県のエフ・ケー・ケー・エアーサービス株式会社は、客船の寄港が少ない地方港に、寄港数を増やすこと によりクルーズの魅力を知ってもらうため、土・日を利用した「飛鳥Ⅱ 富山ワンナイトクルーズ」を実施し、 熟年層のみならず、ファミリー層、若年層も数多く乗船し、800人の集客に成功した。また、同社は、他にも1泊 ~3泊のチャータークルーズ2本を実施するなど市場掘り起こしを積極的に展開し、北陸エリアでのクルーズ振興、 客船誘致に、多大に貢献した。更に、同社は初代飛鳥を1999年から2004年まで連続6年、飛鳥Ⅱを2006年の就航以 来チャーターし、毎年、伏木港発着のクルーズを実施しており、そうした同社の継続的な取り組みも評価された。 ○優秀賞:飛鳥Ⅱ 大相撲クルーズ        (郵船クルーズ株式会社)  郵船クルーズ株式会社は、現役世代からリタイア世代までの幅広いファン層と、独特の習わしや長い歴史を持 つ伝統文化に着目。相撲ファンにおける潜在的なクルーズ・ファンの取り込みに挑戦するため、「飛鳥Ⅱ 大相 撲クルーズ」を企画し、4割の初乗船者を含む800人の集客に成功した。また、同クルーズには、横綱、大関らに 加え、親方、行司、呼出、床山なども乗船し、クルーズを相撲一色に仕上げるなど、かつてない優れたアイデア と演出が際立った。また、相撲観戦チケットを乗船特典としてプレゼントし、クルーズの楽しさを思い出しても らえる「リピートの仕掛け」もユニーク。横綱、大関の乗船決定はスポーツ紙などで広く取り上げられ、クルー ズの認知度アップに多大な貢献をした。 ○優秀賞:郵船トラベル創立20周年記念クルーズ        (郵船トラベル株式会社)  対象商品は「チャータークルーズ にっぽん丸 初夏の日本一周クルーズ~輪島市民大花火大会と東北復興支援 の旅~」をはじめ、「客船『飛鳥Ⅱ』とクルーズフェリー『いしかり』でつなぐ松島絵巻」、「クリスタル・セ レニティで航く憧れの地中海紀行」、「センチュリー・パラゴンで航く悠久の大河 長江三峡クルーズと三国志 ゆかりの地を訪ねて」の4本。  にっぽん丸のチャータークルーズでは地元自治体との連携強化で差別化を図り、当初設定人数を超える450人 を集客した。また、豪華フェリーと「飛鳥Ⅱ」と組み合わせたユニークな企画力なども高く評価された。 ○特別賞:株式会社ジャンボツアーズ  「クイーン・エリザベスで行く大西洋から地中海へと8ケ国クルーズ17日間」をはじめ、那覇空港発着の海 外フライ&クルーズ商品8本が、地域のクルーズ振興、市場開拓に貢献したとして評価された。株式会社ジャン ボツアーズは、各寄港地で、同社専用のバス、ガイドを手配、また、全観光・食事付きでリーズナブルな価格 に設定するなどし、クルーズ未経験者でも参加しやすい商品づくりが市場の裾野を広げた。 ○特別賞:金沢港  ここ数年5~6回だった金沢港の客船の寄港回数は、2013年18回、2014年16回と実績を積み、本州日本海側を 代表するクルーズ港として着実に頭角を現している。石川県、金沢市、金沢港振興協会が連携して行っている、 積極的な客船誘致活動を高く評価。クルーズ客船の歓送迎を行っているボランティア組織「金沢港・クルーズ ・ウェルカム・クラブ」は結成1年半で、4300人余を数えるなど、そのもてなしぶりも特筆される。2015年3月 の北陸新幹線開業に伴い首都圏からのアクセスが格段に向上することから、レール&クルーズ、フライ&クル ーズなど多様なクルーズの寄港地、拠点港としての飛躍が期待される。 ○特別賞:下関港  「馬関港開港150周年記念事業」の一環として、官民一体で客船誘致、おもてなし活動に取り組み、地域にお けるクルーズの認知度アップに貢献した。また、国際物流ターミナルとして供用中の長州出島に、今年初めて クルーズ客船「にっぽん丸」が寄港するなど、本州最西端のクルーズ港としての存在感を示した。今年、山口 県、県内市町、港湾・観光関係団体などが結成した「クルーズやまぐち協議会」の中核として、今後の発展が 期待される。 ○特別賞:那覇港  継続的に展開している、国内外船社に対するポートセールスや歓迎セレモニー、各種インセンティブの導入 など、官民一体となった客船誘致の取り組みを高く評価。外国客船の寄港回数は過去6年続けて国内第3位以内 をキープ。特に2014年は過去最高の67回を大きく上回る80回の寄港が予定されている。今年4月からはクルーズ ・ターミナルの供用が始まるなど、将来のクルーズ・ハブ港としての発展が期待される。 ▼表彰カテゴリー  <グランプリ>   顕彰趣旨に最も相応しいクルーズ、クルーズ・パッケージ商品及びチャータークルーズ商品等を表彰する。  <優秀賞>   新たな市場開拓へチャレンジし、社会的にも大きな話題を提供したクルーズ商品等を表彰する。  <特別賞>   極めて高い集客実績を上げたクルーズ商品、話題性が極めて高いユニークなクルーズ商品、客船誘致活動   に寄与した企業・自治体、クルーズ振興に貢献した人物等を表彰する。 ▼クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2014選考委員会  委員長:池田 良穂(大阪府立大学大学院教授)  委 員:種村 国夫(イラストレーター)、宮崎 由貴子(「クルーズ」編集長)、      上田 寿美子(クルーズライター)、茂木 政次(「クルーズトラベラー」プロデューサー)、      越智 良典(一般社団法人日本旅行業協会 理事・事務局長)