クルーズニュース

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クルーズニュース  2015.12

日本外航客船協会、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2015」を発表

 当協会(会長:小林 求商船三井客船社長)では、客船事業振興委員会(委員長:宇野修一商船三井客船 取締役)における事業として、国土交通省、観光庁及び一般社団法人日本旅行業協会の後援の下、旅行業界 の健全な発展に寄与したクルーズ旅行商品、特にオリジナリティーに溢れ、かつ、わが国のクルーズマーケ ットの拡大に貢献した商品を企画造成、実施した旅行会社等を顕彰することによりモチベーションの向上を 期すとともに、一般消費者に対し良質のクルーズ旅行商品・サービスの提供を図ることを目的に、第8回目 となる「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2015」を実施した。  当協会及び日本旅行業協会の会員会社を対象に、11月6日(金)を締切日として募集を行ったところ、合計 26点のクルーズ旅行商品等の応募・推薦があり、11月17日(火)、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2015」選 考委員会を開催し、審査の結果、下記の通り、グランプリ1点、優秀賞4点、特別賞3点を選考・決定した。な お、授賞式は12月17日(木)午後4時30分より千代田区平河町の海運ビルで開催される。 ○グランプリ:にっぽん丸 飛んでクルーズ沖縄、九州、北海道(商船三井客船株式会社) [選考理由]  「飛んでクルーズ北海道」シリーズは、日本初の本格的なフライ&クルーズ商品として、2006年の開始か ら10年間、また「飛んでクルーズ沖縄」「飛んでクルーズ九州」も5年間にわたって毎年実施。同じ港から 継続反復的にクルーズを行う定点運航と、全国から気軽に参加できる国内版フライ&クルーズ商品の素材と して定着させる一方、常に顧客ニーズに照らしながら、また寄港地との連携を図って商品改良に取り組んで きた。3シリーズ合わせて、これまで66クルーズを催行し、全国47都道府県から延べ約2万2,000人を集客し たほか、シニア層のみならず、新規マーケットの開拓に貢献してきたこと、また、発着地、寄港地の観光振 興にも大きな役割を果たしてきたことが高く評価された。 ○優秀賞:「飛鳥Ⅱ」チャータークルーズと和倉温泉「加賀屋」全館貸切       (クラブツーリズム株式会社) [選考理由]  日本船最大の「飛鳥Ⅱ」、話題の北陸新幹線、人気の有名旅館「加賀屋」の全館貸切という魅力的なコン テンツ、4泊5日の参加しやすい日程など、総合的に優れたクルーズ商品として高く評価。横浜/酒田/伏木 富山までの片道クルーズをチャーターすることで、オリジナリティーあふれる「夢の競演」を実現。斬新な アイデアと実行力、入念な準備が成功に導いた。新規参加率は81%に達し、新たな顧客層の取り込みにもつ なげた。 ○優秀賞:飛鳥Ⅱ 秋の連休 駿河・紀州クルーズ(郵船クルーズ株式会社) [選考理由]  「船で学んで寄港地で体験する学習型の船旅」というテーマ・クルーズの新たな地平を開く試みとして高 く評価。船内では徳川宗家第18代の德川恒孝氏と高野山金剛峯寺より山口文章氏を迎え講演会を開催。家康 公400年祭りに沸く清水港と、高野山開創1200年を祝う和歌山港に寄港し、ゆかりの地を訪問。初乗船者率 は46%と新規顧客開拓で際立った成果を上げた。「歴史シリーズ」という商品企画の可能性を示すとともに、 日本における体験型学習クルーズの嚆矢となった。 ○優秀賞:ボイジャー・オブ・ザ・シーズ 憧れのクルーズ 済州島・長崎6日間       (株式会社JTBメディアリテーリング) [選考理由]  アジア最大級の「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」をチャーターした本クルーズは、大型の外国客船なら ではの豊富な船内施設や船内イベント、参加しやすい日程で、クルーズの楽しさ、魅力を広めるとともに、 旅行期間をゴールデンウイークに実施し、さらに、割引や特典を含めた「お得な価格設定」をすることで、 リピーターはじめ二世代、三世代のファミリー、クルーズ初心者など幅広い客層からの集客に成功したこと を高く評価。また、日本史上最大の約3600名を集め、日本マーケットの底上げにも貢献した。 ○優秀賞:2015年夏休み特別企画 ダイヤモンド プリンセス 阿波おどり観覧・熊野大花火と瀬戸内海ク        ルーズ8日間(株式会社クルーズプラネット)        徳島市阿波おどり観覧・熊野大花火・釜山・名古屋と瀬戸内海クルーズ8日間       (株式会社エイチ・アイ・エス) [選考理由]  両社は、H.I.Sグループとして、2013年から外国客船のチャータークルーズを継続的に実施しているが、本 クルーズは、新規マーケット開拓のため、親しみやすい日本生まれのプレミアム客船にこだわり、休暇が取 りやすく、家族が揃いやすいお盆シーズンに日程を合わせた結果、ほぼ満室で催行。阿波おどり、熊野花火 大会、瀬戸内クルージングをハイライトに、日本周遊クルーズの魅力を引き出したことなどが高く評価され た。また、全体の約12%が三世代での参加となり、幅広いファミリー層の獲得にも成功した。 ○特別賞:ディズニー・ドリーム号で航く「バハマクルーズとウォルト・ディズニー・ワールド」       (郵船トラベル株式会社) [選考理由]  郵船トラベル株式会社は、17年間にわたってディズニー・クルーズを日本市場で販売し、高齢者や団塊世 代以外のマーケット開拓に取り組んできたが、3泊~4泊のバハマクルーズとウォルト・ディズニー・ワール ドを組み合わせたこの商品は、ハネムーナーやファミリー層にもミート。また、今年は学生向けに説明会を 開催するなど、“マーケットを育てる”という視点に立った意欲的な試みが高く評価された。テレビ番組と のコラボレーションをはじめ、Webサイト、雑誌などを活用した積極的なメディア展開はマーケットを刺激し、 クルーズの潜在需要の掘り起こしに寄与した。 ○特別賞:JTBクルーズ特別企画チャータークルーズ(にっぽん丸、ぱしふぃっくびいなす)、「クルーズに       挑戦」(コスタ・ディデマ、カーニバルフリーダム)(株式会社JTB首都圏) [選考理由]  株式会社JTB首都圏は、「にっぽん丸」および「ぱしふぃっくびいなす」の日本船による5泊6日のチャータ ー・クルーズを、7~9月にかけて3カ月連続で実施。花火観賞、世界遺産の小笠原・屋久島、東北・北海道な どを組み込み、3カ月連続チャーターというオペレーションや積極的な販売業務を行った結果、3コースで合 計1,200名の集客に成功。また、「クルーズに挑戦!!」と銘打った外国客船によるフライ&クルーズ商品を販 売。値ごろ感のある価格で、熟年層、富裕層にとどまらず、クルーズ商品の魅力をハネムーナーやファミリー など幅広い層へ訴求したことなど、新規顧客開拓への取組が高く評価された。 ○特別賞:清水港 [選考理由]  平成2年に「清水港客船誘致委員会」を全国に先駆けて設立、官民挙げて客船の誘致に取り組んできた。 25年間の地道な取り組みは、現在、全国の地方自治体が展開しているポートセールスのひな型となっている。 また、常に新しいもてなしにも挑戦し、岸壁上で地場産品や軽食を販売するマルシェの開催、着物の着付け やお茶会体験コーナーの設置、清水芸妓による舞の披露など、地元市民らによるユニークなもてなしは、国 内外の船社から高く評価されている。 ▼表彰カテゴリー <グランプリ>  顕彰趣旨に最も相応しいクルーズ、クルーズ・パッケージ商品及びチャータークルーズ商品等を表彰する。 <優秀賞>  新たな市場開拓へチャレンジし、社会的にも大きな話題を提供したクルーズ商品等を表彰する。 <特別賞>  極めて高い集客実績を上げたクルーズ商品、話題性が極めて高いユニークなクルーズ商品、客船誘致活動に  寄与した企業・自治体、クルーズ振興に貢献した人物等を表彰する。 ▼クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2015選考委員会  委員長 池田 良穂(大阪府立大学21世紀科学研究機構特認教授)  委 員 種村 国夫(イラストレ-タ-)、宮崎 由貴子(クル-ズ編集長)、      茂木 政次(クルーズトラベラー編集長)、上田 寿美子(クルーズライター)、      越智 良典(一般社団法人日本旅行業協会 理事・事務局長)