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クルーズニュース  2017.04

帆船日本丸、国指定重要文化財に指定

 横浜市が所有し、帆船日本丸記念財団・JTBコミュニケーションデザイン共同事業体で管理運営する「帆船 日本丸」が、文化審議会文化財分科会の答申を受け、水上保存されている船としては昨年の氷川丸に続き2隻 目となる国の重要文化財に指定された。現在も船舶資格(平水区域航行練習帆船)を有した形で水上保存され ている船舶としては、初の文化財指定。  今回の答申に際し、海運史、造船技術史上において以下の点が評価されている。  ① 長い期間にわたり船員養成の任を担い、四方を海に囲まれたわが国の海運業の発展に貢献した。  ② 現在、希少な戦前建造の船であり、建造当時の横肋骨方式リベット構造で建造時の補助機関を搭載する    など、構造、艤装をよく伝えている。  ③ 日本丸に残された航海日誌、機関長日誌等の日誌類や建造時の図面類、加えて船体・機関の来歴や検査    記録により、運航や修繕の内容を体系的に知りうる資料が存在し、わが国の海運史、造船技術史など研    究上において貴重である。 「帆船日本丸」は現在、同じく国重要文化財である横浜の旧横浜船渠株式会社1号ドック内に係留保存され、一 般に公開されている。年間12回程度すべての帆を広げる総帆展帆を実施するとともに、海洋教室等を開催し青 少年の錬成と海事思想の普及活動を行っている。 【日本丸主要目】  船  種:練習船 鋼製帆船4檣バーク型  造 船 所:川崎造船所(現川崎重工業 船舶海洋カンパニー神戸工場)  竣  工:1930年3月31日  全  長:97.05メートル    幅  :12.95メートル  総トン数:2,278.25トン  速  力:機走8.0ノット 帆走13.0ノット(最大)  機  関:株式会社池貝鉄工所(現株式会社池貝)  無気噴油ディーゼル機関600HP2基2軸