クルーズニュース

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クルーズニュース  2018.06

わが国の2017年のクルーズ人口は、過去最高の31.5万人!!

 国土交通省海事局(外航課)が6月12日に発表した2017年(1月~12月)のわが国クルーズ人口(外航クルー ズと国内クルーズを合わせた日本人乗客数)によると、外航クルーズは196,800人(前年比27.5%増)、国内ク ルーズ(内航フェリー含む)が118,500人(前年比26.5%増)となり、過去最高の31.5万人を記録した。日本船 社運航の内訳をみると、外航クルーズ人口は、9,300人(前年比8.9%減)、内航クルーズが11万8,100人(前年 比26.6%増)に増加、旅行会社による大型外国船のチャータークルーズの実施に加えて、欧米系やアジア系の 外国クルーズ船社による日本発着の自主クルーズ本数が増加したことなどから、外国船社運航による外航クル ーズ人口も過去最高の187,500人(前年比30.02%増)となったことから、2017年のわが国のクルーズ人口は計 315,300人(前年比27.1%増)と前年より約67,200人増加し、過去最多となった。  一方、人・泊ベースでは、日本船社運航による外航クルーズは103,300人・泊(前年比5.5%減)、外国船社 運航による外国クルーズが1,245,200人・泊(前年比15.37%増)、合計1,348,500人・泊(前年比13.5%増)、 国内クルーズが310,100人・泊、合計1,658,600人・泊(前年比14.2%増)と大幅に増加した。また、その内容 としてはワンナイトクルーズやショートクルーズが増加した一方、外航では8泊以上のロングクルーズの増加が 目立った。また、エリア別乗客数では、アジア(極東ロシア含む)の増加する一方、北米、オセアニアの減少 が目立った。  なお、2013年から調査を実施している、日本発着の外航クルーズを利用する外国人は、前年の27,300人から 大幅増の40,100人となった。  ▼外航クルーズの動向-クルーズ本数の増加によりクルーズ人口が増加    日本船社運航船による外航クルーズの乗客数は、前年比900人減の9,300人(8.8%減)となった。一方、   外国船社運航船の乗客数は、旅行会社による大型船のチャータークルーズの堅調な実施に加えて欧米系   やアジア系の外国クルーズ船社による日本発着自主クルーズの増加等により、前年比43,300人増の   187,500人(30.0%増)となった。   ○目的別シェア-、レジャー目的以外も復活     外航クルーズの目的別シェアを見ると、レジャー目的がシェア全体の99.0%を占めているが、レジャー    目的以外のインセンティブが0.4%、セミナーが0.3%および団体旅行が0.3%となり、クルーズ利用の多目    的化が定着しつつある。   ○クルーズ泊数-日本籍船の人・泊数は前年比5.5%減少したものの外国籍船は15.4%増加     外航クルーズの泊数を見ると、外国船社が行うショートクルーズを利用する者が多く、5泊~7泊が    87,800人(44.6%)と3年連続でシェアのトップ、これに8泊~13泊の46,200人(23.5%)を加えて5泊~    13泊のクルーズ利用客が全体の68.1%となり比率は前年比概ね横ばいとなった。第三位が1泊の27,500人    (14.0%)、第四位が3泊~4泊1泊の27,300人(13.9%)となっているほか、14泊以上のロングクルーズ    は前年より減少し2.9%となった。この結果、平均泊数は前年の7.7泊より0.8泊減少し、6.9泊となった。    なお、2泊は2,300人で前年より800人増加し、シェアは1.2%となった。一方、クルーズ客数に泊数を単    純に乗じた人泊数でみると、日本籍船が103,300人・泊(前年比5.5%減)と減少したが、外国籍船は    1,245,200人・泊(前年比15,371%増)と増加したため、全体の人泊数は、前年より159,900人・泊の大    幅な増加となった。   ○クルーズ・エリア、アジアを中心とする地域が大幅に増加     クルーズ・エリアの乗客数のエリア別シェアを日本籍船と外国籍船別に見ると、日本籍船は、アジア    (極東ロシア含む)が7,800人(83.9%)、オセアニア・ミクロネシアが1,500人(16.1%)となっている。    一方、外国籍船は、トップがアジアで104,400人(55.7%)となっており、以下、北欧・バルト海が    30,100人(15.3%)、地中海(エーゲ海・黒海)24,000人(12.8%)、リバークルーズが7,800人(4.2%)、    カリブ海が6,500人(3.5%)、オセアニア・ミクロネシアが4,000人(3.1%)、その他が3,300人(1.3%)    、アラスカが1,900人(1.0%)、世界一周が1,500人(0.8%)、北米が1,300人(0.7%)、その他欧州が    800人(0.4%)、インド洋・アフリカ・中東が800人(0.4%)、中南米(グアテマラ以南)が600人(0.3    %)、等となっている。  ▼国内クルーズの動向-クルーズ本数の増加によりクルーズ人口も増加    国内クルーズの乗客数は、ロングクルーズの減少が国内クルーズ本数の増加につながり、前年比24,800   人増の118,500人(26.5%増)となった。泊数別の内訳は、2泊が34.7%、1泊が26.4%、3泊~4泊が25.9%、   5~7泊が9.6%、8~10泊が2.8%、11泊以上が0.7%となっているが、ショートクルーズの比率が大幅に増加   したことが注目される。人・泊数は、311,500人・泊(前年231,800人・泊)、平均泊数も2.6泊(前年2.5   泊)とそれぞれ増加した。目的別では、レジャー利用がシェア全体の96.5%(前年94.2%)を占め、団体旅   行が2.0%(前年3.6%)、インセンティブが0.5%(前年1.0%)、交流が1.0%(前年1.1%)であったが、   セミナーおよびその他が0.0%であった。  ▼外航旅客定期航路動向-日本人乗客数、減少    日本発着の外航旅客定期航路(韓国、中国、ロシア航路/2017年4月現在13社8航路が運航)を利用した日   本人乗客数は、前年比30,100人減の124,200人(19.5%減)と減少に転じた。