クルーズニュース

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クルーズニュース  2018.12

日本外航客船協会、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018」を発表

 当協会(会長:山口 直彦商船三井客船社長)では、客船事業振興委員会(委員長:嶋田和芳商船三井客船常 務取締役)における事業として、国土交通省、観光庁及び一般社団法人日本旅行業協会の後援の下、旅行業界の 健全な発展に寄与したクルーズ旅行商品、特にオリジナリティーに溢れ、かつ、わが国のクルーズマーケットの 拡大に貢献した商品を企画造成、実施した旅行会社等を顕彰することによりモチベーションの向上を期すととも に、一般消費者に対し良質のクルーズ旅行商品・サービスの提供を図ることを目的に、第11回目となる「クルー ズ・オブ・ザ・イヤー 2018」を実施いたしました。  当協会及び日本旅行業協会の会員会社を対象に、11月1日(木)を締切日として募集を行ったところ、合計17 点のクルーズ旅行商品等の応募・推薦がありましたので、11月15日(木)、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2018」 選考委員会を開催し、審査の結果、下記の通り、グランプリ(国土交通大臣賞)1点、優秀賞4点、特別賞3点 を選考・決定しましたのでお知らせいたします。なお、授賞式は12月13日(木)午後4時30分より千代田区平河 町の海運ビルで開催します。 〇グランプリ(国土交通大臣賞): 飛鳥Ⅱ 2018年世界一周クルーズ  (郵船クルーズ株式会社)  2015年以来、3年ぶりの再開となった北半球周遊型の世界一周クルーズは、不安定な国際情勢や3年の休止期 間による市場ニーズの不確定要素を乗り越え、一周コース乗客で完売し、さらに同船に初めて乗船する乗客が約 3割に達するなど、わが国における「世界一周クルーズ」の存在意義を明確に証明したことがグランプリに値す るとともに、記念すべき第1回国土交通大臣賞に相応しいとして、高く評価された。特に政情不安定な地域の寄 港地選定では関係各所から情報を収集し、安全な運航を達成したことは称賛に価すると評価された。 〇優秀賞: 「MSCスプレンディダ」で行く 実りの秋、彩の日本一周クルーズ  (株式会社ジャパネットホールディングス)  本クルーズは、通販会社として著名な株式会社ジャパネットホールディングスが、今までクルーズ旅行を体験 したことのないアクティブシニアをメインターゲットに、テレビショッピングで動画を利用した販売やカタログ での紹介など、新しい形のクルーズの売り方で販売し、乗船客のほとんどがクルーズ初乗船で、将来のリピータ ーとなり得る層の開拓に成功したことが高く評価された。また、船旅のイメージをキープしたまま申し込みの敷 居を低くするとともに不安を払しょくできる取り組みなどを実施、更にアルコールを含むドリンク飲み放題、港 から近隣観光地までの無料の循環バスの運営等を実施するなどチャータークルーズらしいクルーズ商品に仕上げ た点も評価された。 〇優秀賞: 「にっぽん丸」 ワンナイトクルーズによる市場開拓  (商船三井客船株式会社)  「食のにっぽん丸」の特性を活かし、自家製パンをふんだんに提供した「横浜/神戸 ワンナイトクルーズ ~ パンまつり~ 」、瀬戸内海クルーズのさらなる深化を志向し、瀬戸内9県からの出展での名産品販売と、各県 の代表的食材を使った和洋の特別朝食などを提供した「秋の瀬戸内海ワンナイトクルーズ」、海洋国家にっぽん におけるC(国民ひとりひとり)とSea(海)を近づけるための「C to Seaクルーズ」という3本のワンナイトク ルーズを、気軽に乗ることのできるという特性を生かして日本のクルーズマーケットの育成に活用し、クルーズ 未経験者が7割以上を占めるという成功を収めたことが高く評価された。 〇優秀賞: 世界遺産とまだ見ぬ地をめぐる悠久のオリエンタルクルーズ  (日本クルーズ客船株式会社)  就航20周年を迎えた「ぱしふぃっく びいなす」が、就航デビュークルーズ以来、着実に進化させてきたオリ エンタルクルーズの集大成として、社員を対象にアイデア公募を行い、「世界遺産に直接行く」、「世界三大仏 教遺跡に行く」、「大航海時代のロマンを感じる」、「未だ見ぬ秘境の地へ行く」、「就航20周年の感謝」の5 つのテーマをコンセプトに商品造成を行い、目標を上回る集客を達成したことが高く評価された。 〇優秀賞: 阪急交通社創業70周年特別企画  2018年ゴールデンウィークW(2船同時)チャーター  「MSCスプレンディダ」 「ノルウェージャン ジュエル」  (株式会社阪急交通社)  創業70周年記念として、ゴールデンウィークに海外の大型クルーズ客船「MSCスプレンディダ」と「ノルウェ ージャン ジュエル」という日本マーケット初登場の2隻を、同時に全船チャーターし、シニア層はもとより、 現役世代、ファミリー層、祖父母と孫といった3世代層まで6,000人を超える幅広い世代の集客に成功して、日 本のクルーズマーケットの裾野を大きく広げたことが高く評価された。 〇特別賞: 木更津港 東京湾東側のクルーズ船寄港地を目指して   (千葉県 木更津市)  2年連続で客船「ぱしふぃっく びいなす」による同港発のクルーズ商品を造成し、約8割が新規顧客という 集客を達成した。この時の木更津市内外の行政機関のみならず、港湾関係団体や、旅行業者、販売業者等幅広い メンバーで構成した「みなとまち木更津プロジェクト推進協議会」の、地域一丸となったクルーズ船の誘致活動 が高く評価された。また、同港は、羽田から約30分、成田からは約60分という両空港からのアクセスの優位性に より、フライ&クルーズによる発着港としての高いポテンシャルがあり、さらにスペックとしては16万総トン級 の外航クルーズ船でも受け入れることができる機能も整備されていることから、東京湾における東京、横浜に次 ぐ第3のクルーズ港として高い潜在能力を持っており、今後の発展性についても評価された。 〇特別賞: 気軽にSlim Cruise船旅・クルーズフェリーをもっと身近に  (株式会社 サンスターライン)  定期フェリーを利用して船旅を楽しむクルーズフェリーは、本格的なクルーズの入門編となっており、特に若 年層を船旅に誘う手段として魅力的なクルーズ商品である。日韓の国際フェリーの魅力を若者に広めるために、 旅行会社と提携して「クーポン販売サイト」での広告宣伝、「インスタグラム」、AIを搭載した「ターゲティン グツール」の導入などSNSを軸にコマーシャルを展開などの新規の手法でマーケットを拡大し、クルーズフェリー を若者層に身近な存在にすることに成功し、潜在的なクルーズ顧客につなげたとしたことが高く評価された。 〇特別賞:新宮港 熊野の海の玄関口  (和歌山県 県土整備部 港湾空港局、和歌山県 新宮市役所 企画政策部)  新宮港は、外洋である太平洋に面しており、長周期波やうねり性の波浪の影響を受けやすい港であるが、外防 波堤の整備や、波浪観測データのリアルタイム提供など、ハードとソフトを組み合わせた対策を積極的に行うこ とにより、クルーズ客船の入港実積を向上させ、「世界遺産・熊野-海の玄関口」としての定着に努めた。また、 平成18年に組織した「新宮港みなと観光交流促進協議会」を基盤に、2018年7月には、和歌山・三重両県の県境 を越える3市6町1村が集う「新宮港クルーズ振興広域協議会」を立ち上げ、新宮市の観光・交通・港湾等の関係 者を集約した「新宮港クルーズ客船受入協議会」も組織して、広域でのクルーズ船の誘致活動と寄港地観光の開 発並びにおもてなしの向上等、積極的な活動が高く評価された。 ▼表彰カテゴリー (1)グランプリ( 国土交通大臣賞 )  一般消費者に対し、良質なクルーズ商品、サービスの提供をしたと認められるクルーズ、クルーズ・パッケー ジ商品、チャータークルーズ商品を表彰する。(国土交通大臣賞については、当該案件が国土交通行政施策の推 進、普及又は啓発に寄与する場合に限り交付) (2)優秀賞  極めて高い集客実績を上げたクルーズ商品、話題性が極めて高いユニークなクルーズ商品、新たな市場開拓へ チャレンジし、社会的にも大きな話題を提供したクルーズ商品等を表彰する。 (3)特別賞  クルーズ旅行商品以外で、その年に特にクルーズ振興や客船誘致活動に顕著に寄与したと認められる、企業、 自治体、団体、クルーズ振興に貢献した人物等を表彰する。 ▼クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2018選考委員会  委員長:池田 良穂(大阪経済法科大学客員教授)  委 員:越智 良典(一般社団法人日本旅行業協会 理事・事務局長)      上田 寿美子(クルーズライター)、種村 国夫(イラストレーター)      長井 総和(国土交通省海事局外航課長)、藤原 暢子(「クルーズ」編集長)      茂木 政次(「クルーズトラベラー」編集長)  (アイウエオ順)