クルーズ・オブ・ザ・イヤー

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クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2014

授賞式の様子

2014年12月19日(金)、東京千代田区平河町の海運クラブで「クルーズ・オブ・ザ・イヤー 2014」の授賞式が行われました。授賞の結果は下記の通りです。

プリンセス・クルーズ 2014年日本発着クルーズ
(レギュラークルーズとチャータークルーズ)

プリンセス・クルーズ・ラインズ Ltd. 、株式会社阪急交通社、クラブツーリズム株式会社
 プリンセス・クルーズはダイヤモンド・プリンセス(115,875トン)とサン・プリンセス(77,441トン)の客船2隻による日本発着レギュラークルーズを、横浜港、神戸港、小樽港をホームポートに半年間にわたり展開。TVコマーシャル、新聞、雑誌、ウエブメディア等による積極的なメディア展開は、クルーズが身近な旅行商品であることを市場にアピールし、クルーズの認知度を高めた。フライ&クルーズ商品として海外市場での需要を喚起し、外国人観光客誘致にも成功。
 今回、クルーズ初参加者が54%を占め、プリンセス・クルーズはわが国のクルーズ市場の活性化、拡大に大きく寄与するとともに、地域経済の活性化、クルーズの振興に多大に貢献した。
 また、チャータークルーズとしては、株式会社阪急交通社が、サン・プリンセスとサファイア・プリンセス(115,875トン)の2隻を連続チャーター、「春の日本一周と釜山クルーズ9日間」(神戸港発着)、「ゴールデンウィーク チャータークルーズ8日間」(大阪港発着)を実施。当初1隻チャーターの計画であったが、発売直後に完売し、需要に応える形で、ゴールデンウィークの設定でサファイアプリンセスのチャーターを実施し、2隻連続チャーターを成功させた。約半数はクルーズ初体験で、新規市場獲得に成果を上げた。
 更に、クラブツーリズム株式会社は、日本人向けに大改装を終えたダイモンド・プリンセスを業界で初めてチャーターし、「悠久なるロシア・ウラジオストクと北海道 ねぶた・竿灯 夏祭りクルーズ10日間」を横浜港発着で実施、これまで大型外国客船では実現できなかった東北二大祭りのツアーを、地元自治体等と協力しながら成功させた。船内では祭りムードを盛り上げる独自イベント、演出を盛り込み、外国客船と日本文化のコラボレーションを実現。旅行会社独自の企画を打ち出せるチャータークルーズの魅力、可能性を示した。

飛鳥Ⅱ 富山ワンナイトクルーズ

エフ・ケー・ケーエアーサービス株式会社
 富山県のエフ・ケー・ケー・エアーサービス株式会社は、客船の寄港が少ない地方港に、寄港数を増やすことによりクルーズの魅力を知ってもらうため、土・日を利用した「飛鳥Ⅱ 富山ワンナイトクルーズ」を実施し、熟年層のみならず、ファミリー層、若年層も数多く乗船し、800人の集客に成功した。また、同社は、他にも1泊~3泊のチャータークルーズ2本を実施するなど市場掘り起こしを積極的に展開し、北陸エリアでのクルーズ振興、客船誘致に、多大に貢献した。更に、同社は初代飛鳥を1999年から2004年まで連続6年、飛鳥Ⅱを2006年の就航以来チャーターし、毎年、伏木港発着のクルーズを実施しており、そうした同社の継続的な取り組みも評価された。

飛鳥Ⅱ 大相撲クルーズ

郵船クルーズ株式会社
 郵船クルーズ株式会社は、現役世代からリタイア世代までの幅広いファン層と、独特の習わしや長い歴史を持つ伝統文化に着目。相撲ファンにおける潜在的なクルーズ・ファンの取り込みに挑戦するため、「飛鳥Ⅱ 大相撲クルーズ」を企画し、4割の初乗船者を含む800人の集客に成功した。また、同クルーズには、横綱、大関らに加え、親方、行司、呼出、床山なども乗船し、クルーズを相撲一色に仕上げるなど、かつてない優れたアイデアと演出が際立った。また、相撲観戦チケットを乗船特典としてプレゼントし、クルーズの楽しさを思い出してもらえる「リピートの仕掛け」もユニーク。横綱、大関の乗船決定はスポーツ紙などで広く取り上げられ、クルーズの認知度アップに多大な貢献をした。

郵船トラベル創立20周年記念クルーズ

郵船トラベル株式会社
 対象商品は「チャータークルーズ にっぽん丸 初夏の日本一周クルーズ~輪島市民大花火大会と東北復興支援の旅~」をはじめ、「客船『飛鳥Ⅱ』とクルーズフェリー『いしかり』でつなぐ松島絵巻」、「クリスタル・セレニティで航く憧れの地中海紀行」、「センチュリー・パラゴンで航く悠久の大河 長江三峡クルーズと三国志ゆかりの地を訪ねて」の4本。
 にっぽん丸のチャータークルーズでは地元自治体との連携強化で差別化を図り、当初設定人数を超える450人を集客した。また、豪華フェリーと「飛鳥Ⅱ」と組み合わせたユニークな企画力なども高く評価された。

株式会社ジャンボツアーズ

 「クイーン・エリザベスで行く大西洋から地中海へと8ケ国クルーズ17日間」をはじめ、那覇空港発着の海外フライ&クルーズ商品8本が、地域のクルーズ振興、市場開拓に貢献したとして評価された。株式会社ジャンボツアーズは、各寄港地で、同社専用のバス、ガイドを手配、また、全観光・食事付きでリーズナブルな価格に設定するなどし、クルーズ未経験者でも参加しやすい商品づくりが市場の裾野を広げた。

金沢港

 ここ数年5~6回だった金沢港の客船の寄港回数は、2013年18回、2014年16回と実績を積み、本州日本海側を代表するクルーズ港として着実に頭角を現している。石川県、金沢市、金沢港振興協会が連携して行っている、積極的な客船誘致活動を高く評価。クルーズ客船の歓送迎を行っているボランティア組織「金沢港・クルーズ・ウェルカム・クラブ」は結成1年半で、4300人余を数えるなど、そのもてなしぶりも特筆される。2015年3月の北陸新幹線開業に伴い首都圏からのアクセスが格段に向上することから、レール&クルーズ、フライ&クルーズなど多様なクルーズの寄港地、拠点港としての飛躍が期待される。

下関港

 「馬関港開港150周年記念事業」の一環として、官民一体で客船誘致、おもてなし活動に取り組み、地域におけるクルーズの認知度アップに貢献した。また、国際物流ターミナルとして供用中の長州出島に、今年初めてクルーズ客船「にっぽん丸」が寄港するなど、本州最西端のクルーズ港としての存在感を示した。今年、山口県、県内市町、港湾・観光関係団体などが結成した「クルーズやまぐち協議会」の中核として、今後の発展が期待される。

那覇港

 継続的に展開している、国内外船社に対するポートセールスや歓迎セレモニー、各種インセンティブの導入など、官民一体となった客船誘致の取り組みを高く評価。外国客船の寄港回数は過去6年続けて国内第3位以内をキープ。特に2014年は過去最高の67回を大きく上回る80回の寄港が予定されている。今年4月からはクルーズ・ターミナルの供用が始まるなど、将来のクルーズ・ハブ港としての発展が期待される。